お歳暮の相場はいくら? 一般的な目安と、実際に売れている価格帯

お歳暮の相場はいくら? 一般的な目安と、実際に売れている価格帯 のアイキャッチ画像 金額相場・マナー

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お歳暮の相場を調べると、どのサイトも似た数字が並びます。「上司は5,000円」「取引先は5,000〜10,000円」。ただ、その数字の根拠が書かれていることは、ほとんどありません。 取引先へ会社として贈る場合の考え方はこちらの記事にまとめています。

この記事では、一般に言われている相場と、実際に売れている商品の価格帯を分けて示します。後者は楽天市場の実データです。両方を見たうえで、自分の場合の金額を決めてください。

なお、金額を決める前提としてもらう側は値段を調べているという話を別記事にまとめました。相場を考えるうえでの土台になります。

結論:迷ったら3,000〜5,000円。ただし基準は金額ではありません

相場を決める2つの軸

① 関係性

  • 役職の高さではなく、実際にどれだけ世話になったかで決める

② 毎年続けられるか

  • お歳暮は1回きりではない
  • 来年も同じ額を出せるかで上限が決まる

贈る時期そのものはお歳暮はいつからいつまでの記事にまとめています。相手別の具体的な選び方は上司へのお歳暮と両親へのお歳暮の記事にあります。この2つを満たす範囲の中で、一般的な目安に収めれば失礼にはなりません。高いほど良い贈り物、ではないのがお歳暮です。

一般に言われている相場

まず、よく挙げられる目安です。これは慣習として語られてきた数字で、統計に基づくものではありません。地域や業界によって幅があります。

贈る相手 よく言われる目安 考え方
両親・義両親 3,000〜5,000円 気を遣わせない額に抑える
親戚・兄弟 3,000〜5,000円 遠方で会えない相手は5,000円寄りにすることもある
娘の嫁ぎ先 3,000〜5,000円 相手の家との釣り合いを優先。高すぎると先方が返しに困る
上司 3,000〜5,000円 お返しを考えさせない額
取引先 5,000〜10,000円 会社として贈る場合。社内規程を確認
特にお世話になった相手 5,000〜10,000円 上げるのはここまで。1万円を超えると相手の負担になる
仲人 5,000円前後 年数が経てば減らしてよい
恩師・先生 3,000〜5,000円 受け取れる立場かを先に確認する
習い事の先生 5,000円前後 この目安を出す会社もある。教室の慣習が先
友人・知人 3,000円前後 続けやすさを優先
ご近所 3,000円前後 この目安を出す会社もある
仲のよい友人 1,000〜2,000円 形式にせず気軽に。お歳暮の体裁でなくてよい

百貨店・ギフト各社(阪急阪神・シャディ・郵便局のネットショップ・JALショッピング)が公表している目安をもとに整理しました。1社だけが挙げている相手は、考え方の欄にその旨を記しています。お中元も贈っている相手には、お歳暮のほうを1〜2割上げるのが一般的です(お中元とお歳暮の違い)。

贈る人の年齢でも変わる

NTT西日本が2015年5月に20〜70代の男女400名に行った「お中元・お歳暮に関する意識調査」では、お中元・お歳暮にかける金額は20〜30代で「2,000円以上3,000円未満」が最も多く(20代41.2%・30代26.2%)、40代以降は「4,000円以上5,000円未満」や「8,000円以上」が最多でした。

10年前の調査ですが、贈る側の年齢で金額の幅が違うこと自体は今も変わりません。20代で3,000円を切っても不自然ではなく、無理に相場に合わせる必要はありません。上の表は「相手」で見た目安、この調査は「自分」で見た実態です。両方を見て決めてください。

予算が決まったら、品物を絞れます

金額だけでなく、相手の人数・保存場所・受け取りやすさまで確認すると失敗を減らせます。

実際に売れているのはいくらの商品か

この節の数字は、当サイトが楽天市場の実売データから出した中央値です。百貨店やギフト会社の案内には出てこない数字なので、上の「目安」と見比べる材料にしてください。慣習の数字だけでは決めきれないので、実際に売れている商品の価格を調べました。楽天市場でお歳暮向けの商品をレビュー数の多い順に各30件取得し、その価格の中央値を出したものです。

楽天市場で人気の商品はいくらか(品物別の中央値)
5,112円
4,915円
4,640円
4,542円
3,503円
3,132円
カタログギフト
海鮮・カニ
ハム・ソーセージ
ビール・お酒
コーヒー・お茶
焼き菓子・スイーツ

2026年7月26日時点。楽天市場でレビュー数の多い順に各30件を取得し、その価格の中央値を出したものです。送料込み・税込みの表示価格で、相場の調査ではなく「よく売れている商品の価格帯」です。

見てのとおり、品物によって「売れている価格帯」が違います。焼き菓子は3,000円ほど、ハムや海鮮は4,500〜5,000円、カタログギフトは5,000円台が中心です。

ビール・お酒の帯を選ぶ場合は、金額より先に本数と容量が効きます。詳しくはビール・日本酒の選び方をご覧ください。

これは、慣習の相場(3,000〜5,000円)とおおむね重なります。つまり一般的な目安どおりに選べば、品揃えが最も豊富な価格帯に当たるということです。極端に安い商品や高い商品は、選択肢そのものが少なくなります。

※2026年7月26日時点の実測値です。送料込み・税込みの表示価格で、相場の調査ではなく「よく売れている商品の価格帯」を示したものです。価格は変動します。

数字の幅を見ると、選びやすさが変わる

中央値だけでなく、価格の幅も見ておくと判断が楽になります。同じ「お歳暮」でも、品物によって選べる範囲がまったく違うからです。

品物 中央値 価格の幅
カタログギフト 5,112円 2,800〜13,000円
海鮮・カニ 4,915円 1,690〜18,000円
ハム・ソーセージ 4,640円 2,700〜13,000円
ビール・お酒 4,542円 2,280〜20,000円
コーヒー・お茶 3,503円 1,166〜7,970円
焼き菓子・スイーツ 3,132円 1,050〜5,724円

焼き菓子・スイーツは上が5,724円で止まっています。つまり、この品目で1万円を出そうとしても選択肢がほとんどありません。逆に海鮮は1,690円から18,000円まで開いていて、予算をいくらに設定しても何かは見つかります(お歳暮の海鮮・カニの記事)。

これは「どの品物を選ぶか」を先に決めると、金額が自動的に決まってしまうことを意味します。5,000円で贈りたいなら焼き菓子は上限に近く、海鮮なら中間です。同じ5,000円でも、前者は「その品目としては良いもの」、後者は「普通のもの」に見えます。

金額を先に決めて品物を探すより、相手に合う品物を決めてから、その品目の中で真ん中より少し上を選ぶほうが、結果的に良いものが選べます。

送料と「実質いくらか」

ギフト商品は送料込みの表示が多いのですが、産直品や一部の専門店では送料別のことがあります。3,000円の品に800円の送料が乗れば、支払いは3,800円です。相手には3,000円の品として伝わるので、予算の使い方としては損になります。

比較するときは、必ず送料を含めた総額で並べてください。北海道・沖縄への配送は追加料金がかかる商品も多いので、贈り先が遠方の場合は注文前に確認が必要です。

ちなみに、この中で金額がそのまま相手に伝わってしまうのがカタログギフトです。掲載商品の価格帯で見当がつくためで、目上の相手には避けるのが一般的です。逆に、両親や友人には「選べる」という利点が勝ちます。選び方の詳しい整理はお歳暮のカタログギフトの記事にまとめました。品物を百貨店とネット直販のどちらで買うべきかはこちらの比較記事で扱っています。いのちをまもるカタログギフト「LIFEGIFT」のように用途を絞ったカタログなら、金額よりも中身の性格が伝わります。

防災テーマのカタログギフト

いのちをまもるカタログギフト「LIFEGIFT」

金額を上げるべきとき・下げてよいとき

金額を上げるべきとき・下げてよいとき

上げるべきとき

  • 相手が複数人で分ける立場(部署宛など)
  • 会社として贈る(個人と同額では体裁が整わない)

下げてよいとき

  • 関係が続いて年数が経った(仲人・恩師は3〜5年で区切り)
  • 相手が恐縮している
  • 自分の状況が変わった

金額を下げるときは、品物の質を落とさないでください。5,000円のハムを3,000円のハムに変えると「安くなった」と伝わります。同じ3,000円でも、焼き菓子のようにもともとその価格帯が主流の品に変えると、金額差が目立ちません。

お中元と両方贈る場合の金額配分は、お中元とお歳暮の違い|片方だけは失礼?にまとめました。

「高すぎる」が失礼になる理由

お歳暮は本来お返しの不要な贈り物ですが、実際には受け取った側が気にします。1万円を超えるものを個人から贈られると、多くの人は「何かお返ししなければ」と考えます。

特に上司や恩師など、立場が上の相手にはこれが起きやすくなります。感謝を伝えるつもりが、相手に宿題を渡すことになってしまいます。

金額で感謝の大きさを表そうとしないほうが、結果的にうまくいきます。

贈り物の中身をどれだけ丁寧に説明しても、もらった側は値段を確認していることが多い、という声もあります。金額で伝えるなら相場を踏まえておく必要がありますし、金額以外で伝えたいなら、相手の出身地にちなんだ品や、自分では買いにくい話題の品を選ぶという方法もあります。

金額を決めるときの確認

  • 相手との関係は今年も同じか
  • 来年も同じ額を出せるか
  • 送料込みで比べているか
  • 相手が受け取りやすい品か
  • 職場や家庭の慣習に合っているか

こんな人には向かないかもしれません

この記事が役に立つ人・そうでない人

参考になる人

  • 贈ると決めていて、金額で迷っている
  • 実際に売れている価格帯を知りたい
  • 去年より下げてよいか判断したい

この記事の通りにしなくてよい人

よくある質問

Q. 毎年同じ品物や金額にすべきですか。
A. 同じにするのが基本です。前年より下げると気づかれますが、品物の種類ごと変えれば金額差は目立ちません。

Q. お中元とお歳暮で金額を変えますか。
A. お歳暮のほうを1〜2割高くするのが一般的です。1年の締めくくりだからです。片方だけにする場合は、お歳暮を選びます。

Q. 送料は相場に含まれますか。
A. 含めて考えます。送料別で3,000円の品に800円の送料が乗ると、実質3,800円です。ギフト商品は送料込みの表示が多いので、比べるときは条件を揃えてください。

Q. 連名で贈る場合はどうしますか。
A. 人数で割るのではなく、1件の贈り物として相場に収めます。3人で5,000円の品を贈るなら、1人あたりの負担は約1,700円です。

Q. お歳暮とお年賀、両方贈るべきですか。
A. 両方は要りません。お歳暮を贈った相手には、お年賀は年始の挨拶で足ります。年内に間に合わなかった場合だけ、表書きを「御年賀」に変えて1回贈ります(お歳暮の時期)。

まとめ

お歳暮を贈るまでの順番
1
相手と予算を決める
関係性から逆算する。役職では決めない
2
品物を選ぶ
受け取りやすさ(常温・小分け)を優先
3
のしと表書き
紅白の蝶結び・「御歳暮」・名字
4
配送日を指定
12月20日までに届くよう手配

お歳暮の相場は、関係性と、毎年続けられるかの2つで決まります。一般的な目安は3,000〜5,000円で、これは実際に売れている商品の価格帯ともほぼ重なります。目安どおりに選べば、選択肢が最も多い範囲に当たります。

そして、高くすれば喜ばれるわけではありません。1万円を超えると、相手はお返しを考え始めます。金額を上げる代わりに、相手が受け取りやすい品を選ぶほうが、結果的に伝わります。

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