※本記事にはプロモーション(広告)を含みます。
両親へのお歳暮は、上司や取引先と違って形式で悩むことは少ない相手です。そのぶん、別の難しさがあります。気を遣わせたくない、でも手を抜いたと思われたくない。
そしてもう一つ、両親にこそ起きやすい現象があります。「もったいないから」と取っておかれて、結局食べないまま人に回されることです。
この記事では、両親に贈るときの条件を「量」「日常で使えるか」「体調への配慮」の3点で整理します。
実家へ送る場合、年末は帰省や不在が重なります。12月のいつ着くように手配するかを先に決めておくと安心です。
結論:少量・日常・気負わせない
- 少量(二人で使い切れる量にする)
- 日常で使える(毎日の食卓や台所に混ざるもの)
- 気負わせない(高価すぎると「気を遣わなくていい」と言われる)
高価なものを贈るより、使い切れて、日常に混ざるもののほうが喜ばれます。理由を順に説明します。
両親に贈ったものは、なぜ手元に残らないのか
親世代には「良いものは取っておく」という感覚があります。立派な詰め合わせほど、棚にしまわれて、来客用や親戚への配り物になります。悪気があるわけではなく、そのほうが正しいと思っているからです。
棚にしまわれやすい
- 立派な化粧箱の詰め合わせ
- 量が多く、二人では持て余す
- 来客用・配り物にちょうどよい形
その場で開けてもらえる
- 毎日使うもの(コーヒー・だし・調味料)
- 少量ずつ小分けになっている
- 「今日から使える」と分かる
同じ考え方は上司へのお歳暮でも書いています。逆に、日常の延長にあるものは、その場で開けてもらえます。毎朝のコーヒー、料理に使うだし、少しずつ食べられる海鮮。「特別だけど、普段の生活に混ざるもの」が、両親には一番残ります。
この考え方に行き着いた経緯は運営者情報に書いています。
量:二人分で考える
両親が二人暮らしなら、家族4人向けの詰め合わせは多すぎます。冷蔵庫に入りきらず、食べきれず、結局人に渡すことになります。
| 実家の状況 | 向いている量・形 |
|---|---|
| 両親の二人暮らし | 小分け・個包装。1回で食べきれる単位のもの |
| 親が一人暮らし | さらに少量。日持ちする常温品が安心 |
| 同居家族がいる | 分けられる詰め合わせでよい |
| 年末に親戚が集まる家 | 大きめでも可。集まる予定を聞いてから決める |
実家に同居のご家族がいる場合や、年末に親戚が集まる家なら、量のある品でも困りません。その場合は、果物の詰め合わせのようなその場で分けられる生鮮も選択肢に入ります。ただし受け取れる日が限られるので、海鮮・カニの記事で書いた「届く日から決める」という順番は、生鮮を選ぶ限り同じです。
正月に家族が集まる実家に鮭を贈るなら、冷凍庫と人数から量と形を決める方法を年末に実家へ鮭を贈りたい人へにまとめています。
※生鮮は受け取りが必要です。二人暮らしの実家には、この記事の前半で書いたとおり少量・常温のものを選んでください。
迷ったら少なめです。足りない分は買い足せますが、多い分は処理を押し付けることになります。
子どもが家を出て一人暮らしをしている場合は、条件が変わります。一人暮らしの相手へのお歳暮もあわせてご覧ください。
体調への配慮
親世代に贈るときは、量よりも1回に食べる分量を調整できるかを見てください。大きな塊は切り分けが負担になり、開封後に傷みやすくなります。
魚好きの親に干物を贈るなら、焼くのが手間になってきたかどうかで選ぶ方法をお歳暮の干物の選び方にまとめています。
塩分や糖分を控えている場合は、量を抑えた小さめのセットにするのが現実的な配慮です。減塩・低糖質をうたう商品もありますが、それらが健康の維持や改善を保証するものではありません。食事制限を受けている場合は、事前に本人か家族に確認するのが確実です。塩分・糖質・量をまとめて見直したい場合は高齢の親へのお歳暮の記事で具体的な商品例を紹介しています。
硬いもの、噛み切りにくいものも避けたほうが無難です。本人は言わないことが多い部分です。スイーツを選ぶ場合も、1個の大きさを見てください。
両親に向く品
3条件(少量・日常・気負わせない)で選んだものを挙げます。価格・在庫・保存方法は変動しますので、購入前に商品ページでご確認ください。
選んでもらうという方法
何を贈っても持て余される気がするなら、相手に選んでもらうのが確実です。カタログギフトは「手抜き」と見られることもありますが、両親相手ならその心配はほとんどありません。本人が選んだものは、まず人に回されません。
実用に振るならいのちをまもるカタログギフト「LIFEGIFT」のような防災用品のカタログもあります。食品や日用品と違って「自分では後回しにするが、あると安心なもの」が並ぶので、高齢の親には理にかなっています。
※カタログギフトは目上の方や取引先には避けるのが一般的です(金額が伝わるため)。両親・親戚・友人向けの選択肢と考えてください。
金額はいくらが適切か
両親への相場は3,000〜5,000円が一般的です。ここで上げすぎると、両親は必ず気にします。「そんなに気を遣わなくていい」と言われて、翌年から贈りにくくなることもあります。
実際に売れている価格帯も同じ範囲に集まっています。詳しくはお歳暮の相場の記事にまとめました。
のしは必要か
実家に贈る場合、のしを省略する家庭も多いです。ただし、義実家に贈る場合は付けたほうが安全です。形式を見る家かどうかが分からないうちは、付けておくほうが無難です。 義実家特有の悩み(好みが分からない場合の選び方)はこちらの記事にまとめました。
表書きは「御歳暮」、水引は紅白の蝶結び、配送なら内のしです。詳しくはのしの記事で説明しています。
この記事が役に立つ人・そうでない人
参考になる人
- 実家・義実家に毎年贈っている
- 贈ったものが使われている実感がない
- 親の食が細くなってきた
この記事の通りにしなくてよい人
- 両親が欲しいものをはっきり言う(それが最優先)
- 同居家族・親戚が集まる家(量を減らす必要がない)
- 贈り物より帰省を喜ぶ家庭
よくある質問
Q. 実家に毎年同じものを贈っていますが、飽きられませんか。
A. 両親の場合、同じものが続くのは「定番」として受け入れられることが多いです。本人が気に入っているなら変えなくて構いません。ただし、一度も話題に出ないものが続いているなら、変えたほうがよいサインです。 変え方の具体例はこちらの記事にまとめました。
Q. 義実家と実家で差をつけるべきですか。
A. 金額は同じにしてください。品物は変えて構いませんが、金額差は後から知られると角が立ちます。
Q. 現金や商品券はどうでしょうか。
A. 両親には避けたほうが無難です。金額がそのまま伝わり、恐縮させます。「実用的なものを」と言われている場合でも、消耗品や食品のほうが受け取りやすいです。
Q. 帰省するなら手渡しでよいですか。
A. 構いません。その場合は外のしにすると、渡した瞬間に何の贈り物か伝わります。ただし、年末の帰省より前に届くほうが、両親は準備の心づもりができます。
まとめ
両親へのお歳暮は、少量・日常で使える・気負わせない——この3つで選べば外しません。高価なものより、二人で使い切れるものです。
そして、棚にしまわれるか、その日のうちに開けてもらえるか。この違いを意識して選ぶと、贈ったものが本当に届きます。




コメント