上司にお歳暮を送らないのは失礼? 送らなくてよい場合と、代わりにしておくこと

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上司にお歳暮を贈るかどうかで迷って、「そもそも送らなくてもいいのでは」と考えたなら、その感覚は間違っていません。この記事では、上司にお歳暮を送らないという判断が失礼にあたるのか、送らないと決めたときに何をしておけばよいのかを整理します。

結論から書きます。上司にお歳暮を送らないこと自体は、失礼ではありません。ただし、送らないと決めたなら、決めたなりにやっておくことがあります。

結論:送らない判断は失礼にならない。ただし放置はしない

送らない判断をするときの4つの軸

  • 会社が受け取りを禁止しているなら、送らないのが正解です
  • これまで贈っていない関係なら、今年から始めなくてもかまいません
  • ただし、去年まで贈っていたのに今年から急にやめるのは別の話です
  • 送らないと決めたら、年末年始の挨拶だけは形にしておく

送らなくてよい場合

会社が贈答品の受け取りを禁止している

取引先や社内でのやりとりを問わず、贈答品の受け取りを禁止している会社があります。この場合、贈ること自体が上司を困らせます。受け取れないものを送られると、返送するか、断りの連絡を入れるかの手間が発生します。

就業規則や社内の通達で明記されていることもあれば、慣習として定着していることもあります。判断がつかないときは、同じ部署の先輩に「うちは贈っている人いますか」と聞くのが一番早いです。制度を調べるより確実です。

これまで一度も贈っていない

今年が初めての年末で、これまで贈ったことがないなら、無理に始める必要はありません。周囲が贈っていないのに自分だけ始めると、上司にとっては他の部下との扱いの差が生まれてしまいます。気を遣わせる方向に働くこともあります。

相手が明確に辞退している

「気を遣わないでください」と言われている場合、そのまま受け取ってよい場面がほとんどです。ここで押し切ると、相手は断ったことを気にすることになります。

送らないほうがよくない場合

逆に、去年まで贈っていたのに今年から何も言わずにやめるのは、送らないという判断とは性質が違います。相手は「何かあったのか」と考えます。関係を変えたいわけでないなら、いきなりゼロにするより段階的に減らすほうが角が立ちません。この場合の進め方はお歳暮をやめたい・今年で最後にしたいにまとめています。

送らない判断が向かない場面

  • 去年まで贈っていたのに、今年から何も言わずにやめる
  • 相手は「何かあったのか」と考える
  • 関係を変えたいわけでないなら、いきなりゼロにするより段階的に減らす

知っておきたい前提:一度贈ると、続く前提になる

お歳暮は、一度贈ると翌年以降も続くものとして受け取られます。これは相手が図々しいわけではなく、そういう習慣だからです。

つまり、「今年だけ試しに贈ってみる」は成立しにくいということです。異動や転職で関係が変わっても、こちらから何も言わずにやめれば、上で書いた「急にやめる」と同じ形になります。

迷っているなら、始めないという選択のほうが、あとから困りません。始めるなら、来年以降も続けられる金額かどうかで決めてください。金額の目安はお歳暮の相場に整理しています。

年2回を1回に減らすという選択肢もあります。判断はお中元とお歳暮の違いで扱っています。

中途半端な金額は、贈らないより印象が悪いことがあります

これは贈る側からは見えにくい話です。

贈り物を受け取った側は、口に出さないだけでけっこうしっかり値段を調べています。当サイトの運営者も、贈る側ともらう側の両方でそれを感じてきました。良い品ですと言葉を添えても、最終的な印象を左右するのは金額だった、という場面があります。

だとすると、相場を下回る金額で形だけ整えるのは、あまり良い手ではありません。相手には金額が伝わりますし、それでいて「贈った」という事実は残るので、翌年も続けることになります。そこまでするなら、送らないほうがすっきりするという判断は十分あり得ます。

送らないと決めたら、これだけはしておく

お歳暮を送らないこと自体は失礼ではありませんが、年末に何の接点もないまま年を越すのは、また別の話です。品物を贈らない分、言葉は残しておいてください。

品物を贈らない代わりにやっておくこと

1

年内最後の出社日に伝える
直接ひとこと。一年の礼だけで十分です
2

年賀状を出す
社内で慣習があるなら、それに合わせる
3

年始の挨拶を先延ばしにしない
年明けの接点を確実に作る

物より、この3つのほうが記憶に残ります。お歳暮を贈っていても年末年始に何も言わない人より、贈らずに挨拶をする人のほうが、印象は良くなります。

それでも贈ると決めたなら

ここまで読んで「やはり贈っておこう」と思ったなら、判断の基準は絞れます。金額、日持ち、分けられるかの3点です。相手別の具体的な条件と品物は、お歳暮を上司に贈るのは失礼? 外さないための3つの条件にまとめています。

よくある質問

Q. 同僚は贈っているようです。合わせたほうがよいですか。
合わせる必要はありませんが、部署で全員が贈っているのなら事情が変わります。慣習として定着している場合、自分だけ贈らないことが目立ちます。周囲の状況は一度確認してください。

Q. 直属の上司だけでよいですか。
贈ると決めた場合、範囲を広げると翌年以降の負担が増えます。続けられる範囲に限るのが基本です。

Q. お中元は贈らず、お歳暮だけでもよいですか。
問題ありません。片方だけにする人は珍しくありません。

送るか送らないかの決め方

1

会社の規程を確認する
受け取りを禁止しているなら送らないのが正解
2

これまでの関係を確認する
一度も贈っていないなら、今年から始めなくてよい
3

去年までの実績を確認する
去年まで贈っていて急にやめるのは別の話
4

挨拶だけは形にする
品物を贈らない分、言葉は残しておく

まとめ

上司にお歳暮を送らないことは、失礼ではありません。会社が禁止している場合、これまで贈っていない場合、相手が辞退している場合は、送らないほうが相手のためになります。

気をつけたいのは、去年まで贈っていて急にやめる場合と、相場を下回る金額で形だけ整える場合です。迷っているなら、始めないほうがあとから困りません。そのかわり、年末の挨拶だけは形にしてください。

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