お歳暮を取引先へ|会社として恥をかかない選び方

お歳暮を取引先へ|会社として恥をかかない選び方 のアイキャッチ画像 相手別で選ぶ

※本記事にはプロモーション(広告)を含みます。

取引先へのお歳暮は、個人として贈る上司へのお歳暮とは決めることが違います。個人として上司や恩師に贈る場合の考え方は上司へのお歳暮の記事にまとめましたが、この記事では「会社として」贈る場合に特有の悩みを扱います。

取引先へのお歳暮で失敗すると、個人の失礼では済まず、会社の印象に直結します。結論から言うと、大事なのは品物選びより「誰が決めるか」「毎年続けられるか」を先に固めることです。

会社宛は年末年始の休業と重なります。贈る時期の基準を社内で共有しておくと、毎年の判断が早くなります。

結論:品物より先に、社内のルールを決める

取引先へのお歳暮で最初に決めること

  • 誰が贈る相手を決めるか(担当者任せにすると抜け漏れが起きる)
  • 予算の上限を先に会社として決める(担当者ごとにばらつかせない)
  • のしの名義を会社名にするか、担当者名を添えるか
  • 来年以降も続けられる金額・手間に収める

個人の贈り物と違い、取引先へのお歳暮は担当者が変わっても続くことが前提です。品物を選ぶ前に、この土台を固めておくと迷いが減ります。

なぜ、個人として贈るのとは考え方が違うのか

個人として上司に贈る場合、多少の失礼は「気持ちの問題」として許容されることがあります。一方、取引先への贈り物は会社を代表して贈っているため、失礼があった場合の影響が個人間のやり取りより大きくなります。

個人として贈る・会社として贈る

個人として(上司・恩師)

  • 多少の失礼は気持ちの問題で済むことが多い
  • 相手との関係性で金額を柔軟に決められる
  • 担当者が変わっても関係ない

会社として(取引先)

  • 失礼が会社の印象に直結する
  • 社内のルールとして統一する必要がある
  • 担当者交代後も同じ対応を続ける必要がある

※この整理は、贈答のやり取りを続けてきた経験にもとづく当サイトの見立てです。統計や調査にもとづくものではありません。

予算は「相手ごと」ではなく「基準」で決める

個人であれば相手との関係性で金額を変えられますが、会社としては取引先ごとに金額を大きく変えると、後で問題になることがあります。同格の取引先には、同じ基準の金額を用意しておくのが安全です。

取引先の種類 一般的な予算目安 考え方
主要な取引先(継続的な関係) 5,000〜10,000円 会社の顔として、体裁の整った品を選ぶ
一時的な取引・単発の関係 3,000〜5,000円 関係の深さに見合った控えめな金額
新規の取引先(初めての年) 3,000〜5,000円 関係を見ながら翌年以降に調整する

相場の考え方全般はお歳暮の相場の記事にもまとめています。品物としては、ハムや乾き物など好みの分かれにくいものが会社としては選びやすくなります。

取引先も、贈られた品の値段を意識していることが多い、という見方があります。極端に安く見える品を避け、この記事の予算目安の範囲に収めることが、会社としての印象を守ることにつながります。相手ごとに差をつけすぎないことも同じ理由です。

会社として贈る場合、店の名前そのものが体裁の一部になります。百貨店のオンラインストアなら、のしの名義や配送日の指定も注文の流れで済ませられます。

会社として贈るときの体裁が整う

大丸松坂屋オンラインストア

※のし対応・配送日指定の可否は商品ごとに異なります。注文前にご確認ください。

のしの名義:会社名か、個人名か

取引先へのお歳暮では、のしの表書きに会社名を入れるか、担当者個人の名前を入れるかで印象が変わります。どちらが正解ということはなく、関係性によって使い分けます。

のしの名義を決める順番

1

会社としての関係か確認する
契約・取引が会社間のものかどうか
2

前年の慣習を確認する
担当者が変わっていても、前年と揃えるのが無難
3

迷ったら会社名にする
個人名だけだと、担当者交代時に引き継ぎにくい

のしの基本的な書き方(水引・表書きの位置など)はお歳暮ののしの記事にまとめています。会社として贈る場合も、基本のルールは同じです。

担当者が変わるときの引き継ぎ

取引先へのお歳暮で起きやすい失敗が、担当者交代のタイミングでの抜け漏れです。前任者が個人の判断で続けていた場合、引き継ぎがないと突然お歳暮が届かなくなり、相手に「関係が変わったのか」と思わせてしまいます。

引き継ぐべきこと 理由
贈っている取引先の一覧 担当者の記憶だけに頼らない
過去の金額・品物の履歴 毎年の変化を相手に気づかせない
のしの名義(会社名/個人名) 前年と揃える
発送のタイミング 毎年同じ時期に届くようにする

もし急に取りやめる、または縮小する必要がある場合の伝え方はお歳暮をやめたい・今年で最後にしたいの記事を参考にしてください。会社としてやめる場合も、段階を踏む考え方は同じです。

こんな場合は、慎重に判断してください

会社としてお歳暮を続けやすい関係・慎重に判断したい関係

続けやすい関係

  • 取引が今後も継続する見込みがある
  • 前任者からの慣習が明確にある
  • 同格の取引先と足並みを揃えられる

慎重に判断したい関係

  • コンプライアンス上の制約がある業界・企業
  • 取引先の社内規定で贈答を受け取れない場合がある
  • 新規で関係を始めたばかりで慣習が無い

相手の会社によっては、贈答そのものを規定で禁止していることがあります。新規の取引先には、贈ってよいかどうかを先に確認しておくと安全です。

会社から贈る場合の送り状(頭語・結語つき)は取引先向けの添え状の例文にあります。

よくある質問

Q. 取引先へのお歳暮は、経費で処理できますか。
A. 一般的には交際費として処理されることが多いですが、金額や処理方法は会社の規定によります。事前に経理担当に確認してください。

Q. 一部の取引先だけに贈るのは失礼になりませんか。
A. 取引の深さに応じて贈る先を選ぶこと自体は一般的です。ただし、同格の取引先の間で差をつけると不公平感が出ることがあるため、基準を決めておくと安心です。

Q. 担当者が変わったばかりで、慣習が分かりません。
A. まずは前年の記録(金額・品物・のしの名義)を確認してください。記録がない場合は、上司や先輩に確認するのが確実です。

Q. 取引先にもカタログギフトは使えますか。
A. 金額が伝わってしまう性質があるため、慎重に判断してください。詳しくはカタログギフトは失礼?手抜き?の記事で扱っています。

まとめ

取引先へのお歳暮で確認すること

  • 予算の基準を先に決めたか(相手ごとにばらつかせない)
  • のしの名義(会社名か個人名か)を前年と揃えたか
  • 担当者交代の引き継ぎ資料はあるか
  • 相手の会社が贈答を受け取れるか確認したか

取引先へのお歳暮は、個人の気持ちより先に、会社としての基準を固めることが失敗を防ぎます。品物選びに悩む前に、この記事の4つのチェックを済ませてください。

個人として贈る場合の考え方は上司へのお歳暮の記事、金額の目安はお歳暮の相場の記事もあわせてご覧ください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました